艶笑小噺集



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新幹線

男壱「新幹線って、男か女か。」
男弐「新幹線に性別なんかあるのかい。」
男壱「うん、新幹線は、男だよ。」
男弐「どうして?」
男壱「うん、駅(液)を飛ばす。」


新婚の夫婦

ある所で、結婚式がございまして、披露宴で司会者が。
司会者「それでは、新婦にお伺いしたいと思います、子供はどのくらい作りたいですか。」
新婦「私、子供好きですから、三人くらい作りたいと思います。」
司会者「ああ、そうですか、それでは新郎にも聞いてみましょう、新郎、子供はどのくらい作りたいですか。」
新郎「ええ、もう毎晩作りたいです。」
なんてんで、二人は新婚旅行へ、おみやげを買ってくると、奥さんは、おみやげを持って実家の方に里帰りでございます。
母親「どうだい、新婚旅行は楽しかったかい、方々、景色を見て来たんだろう。」
奥さん「ううん、景色なんか見なかったわ。」
母親「おや、雨でも降ったのかい。」
奥さん「ううん、とってもいい天気だった。」
母親「おかしいねぇ、新婚旅行に行って、天気が良かったのに、景色を見ないなんて、いったい何を見て来たんだい。」
奥さん「ええ、天井ばっかり。」
母親「よく、嫁いだ先と家風が合わないなんて事があるけど、向こうのおうちには、何か変な家風でもあるかい。」
奥さん「特に無いんだけど、ひとつだけ。」
母親「なんか変わった家風があるのかい。」
奥さん「向こうのうちでは、寝る前に、枕をお尻の下に敷くの。」
母親「だけど、お前たちは、好いて好かれて一緒になったんだから、夫婦仲はいいんだろ、ね、仲はいいんだろ。」
奥さん「中はいいんだけど、まわりが少し痛いの。」


親の結婚

小学校で、先生が。
先生「いいですか、みなさん、みなさんは、みなさんのお父さんとお母さんが結婚したから、出来たのですよ。」
ってぇますと、生意気なガキが。
ガキ「はい、先生、違います、僕のお父さんとお母さんは、僕が出来たから、結婚する事になったんです。」


親の仕事場

相撲には、四十八手と言う決まり手があるそうですが、その他にも反則負けと言うのがありまして、これは、あいての髷をつかむとか、こぶしで相手を殴るとかは、反則でございますが、その他に土俵の上でまわしが取れてしまった、これも反則負けになるんだそうでございまして、これは実際に、明治時代の十両の取り組みであったんだそうでございまして、このお相撲さん、土俵の上では恥をかくし、相撲は負けになるしと、散々な目にあいまして、支度部屋へ帰ると自分のせがれによーく言い聞かせたそうですな。
「せがれや、親の仕事場には顔出すんじゃないよ。」


洗ったら

あるお店に奉公をしている女中、そこの若旦那に惚れてしまいまして、若旦那と一夜を共にしたいってんで、若旦那に言い寄ります、若旦那も、しょうがない、わかったから、きれいに洗っておけ、なんてんで、ところが、その夜、若旦那の碁の相手が参りまして、二人でもう一番、もう一番なんてんで、終わる気配がございません、しびれを切らした女中が、若旦那に。
女中「あの、若旦那様、きれいに洗ってごぜぇますが。」
すると碁に夢中になっている若旦那。
若旦那「洗ったら、水を切って、立て掛けておけ。」


線香

ある所にお葬式がございまして、旦那様と奥様の、この旦那様の方がお亡くなりになりまして、葬式の場で、親類の方からご順にご焼香を、てんで線香をあげておりますと、未亡人になりました奥様が、何を思ったか、着ている着物の裾を捲ると、亡くなったご主人の位牌をその中につっこんだんで、見ている親戚の方は驚きまして。
親戚「これこれ、奥さん、何をするんですか、親戚の方はみんな線香をあげて供養をしているというのに、なぜ線香をあげないんですか。」
奥様「いいえ、私は線香の十倍をあげております。」


足の指

男壱「人間の十本の足の指で、どことどこの指の間をこすると、一番気持ちがいいか知ってるかい。」
男弐「いいや、どこだい。」
男壱「右足の親指と、左足の親指の間だよ。」


大奥

 江戸時代の大奥では、妙齢の女性がたくさんおりまして、お大名の言うとおりに動いた、なんて話を聞いた少年、自分もいつかはそんな身分になってみたいと思っておりました。
やがて月日がたって、その少年も大人になりまして、彼がピーっと笛を吹くと、彼の前に若い女の子がずらっと並びます、そう、彼は女子校の体育の先生になっていたのでした。


大事なところ

 あるご夫婦が結婚をいたしまして、新婚旅行へ参りまして、ま、ホテルに入りましたが、なんとこの旦那が結婚するまで童貞と言う、いまよくあるパターンなんですが、新婚旅行でホテルに入って、さあ、これから自分が何をすればいいのか分からない、どうしよう、そうだ、こう言う事は、その道の先輩に聞けばいいだろうってんで、自分のうちへ電話をいたしまして。
旦那「あ、もしもし、お父さん、うん、僕、で、僕、今新婚旅行でホテルに入ったんだけど、これから、僕、どうすればいいのかな。」
お父さん「馬鹿だな、そうしたら、まずお前が裸になるんだ。」
旦那「あ、そうなの。」
なんてんで、旦那の方は言われたとおりの事をいたしまして、そうすると、この奥さんの方が、なんと、結婚するまで処女、これは今時珍しい、結婚するまで処女なんて、川島紀子かキムヒョンヒかと言われるくらいで、新婚旅行でホテルに入ると、自分の旦那が、突然裸になったんで、驚きまして、どうしよう、そうだ、こう言う事は、その道の先輩に聞けばいいだろうってんで、実家の方へ電話をいたしまして。
奥さん「もしもし、あ、お母さん、あたし、今ね、新婚旅行でホテルに付いたら、私の旦那さんが、突然裸になっちゃったの、こういう時、あたし、どうしたらいいのかしら。」
お母さん「馬鹿だね、お前、そうしたら、お前も裸になるんだよ。」
奥さん「ああ、そうなの。」
なんてんで、奥さんの方も裸になりまして、しばらく二人で裸と裸で見つめ合っていたんですけれども、さあ、旦那の方は、これから先、何をしていいか分からない、どうしよう、そうだ、こう言う事は、その道の先輩に聞けばいいだろうってんで、また、自分のうちへ電話をいたしまして。
旦那「もしもし、あ、お父さん、僕、うん、今ね、僕が裸になったら、僕のお嫁さんも裸になったんだけど、これから僕、どうすればいいのかな。」
お父さん「馬鹿だな、お前、いいか、よーく聞くんだぞ、そうしたら、お前の一番大切なところを、お嫁さんのおしっこするところに突っ込むんだ。」
旦那「へー、そうなの、じゃ、言われたとおりにやってみるよ。」
なんてんで、旦那の方は、これ、言われたとおりの事をやったんですな、そうすると、奥さんの方が驚いて実家の方で電話をいたしまして。
奥さん「もしもし、お母さん、あたし、大変よ、あたしの旦那がトイレに頭ぁ突っ込んでる。」




1人っ子が多い世の中でございますが、やはり子供は兄弟がいる方が良いとみえまして。
子供「ねぇ、お父さん、健ちゃんのところでも弟が生まれたんだって、広くんのとこも弟が生まれたんだよ、僕も弟がほしいな、ねぇ、お父さん、どうして僕には弟が生まれないの。」
お父さん「お前が早く寝ないからだよ。」

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